19990115-0116/TUNE IN-TURN ON@新宿リキッドルーム
さて、僕の手元には今や元渋谷系もしくはネオ渋谷系女子御用達となったオシャレ雑誌であるところの、『MARQUEE』が一冊。1999年、おそらく春あたりに発行、12号で表紙は今は亡きTRATTORIAレーベルの面々。
ここに、今となってはわりかし貴重なはずなのに誰も語らないイベントのレポートが載っています。まだ歌舞伎町になった頃のリキッドルーム主催、CRUE-L RECORDS、西新宿の特殊レコ屋LOS APSON(まだ時空レーベルすらやってない)、小林弘幸さんのFREE FORM FREAK OUT(HOT-CHA)、下北SLITSの元スタッフがやってるSKYLARKIN Records、そして現ExTの永田一直さんのTRANSONIC Recordsのアーティストが一同に介した新年会的イベント。聞いた話だと当初はESCALATOR Recordsも参加予定だったとかそうでないとか。
で、実際に参加していた面子が凄い。
▼
19990115
井上薫(CHARI CHARI)→スマーフ男組→DBD(BUFFALO DAUGHTERの変名)→L?K?O→POLYSICS→DELAWARE→TAGOMAGO→MOOCHY→WOODMAN→竹村延和→二見裕志(WORLD FAMOUS)→DOUBLE FAMOUS
2nd FLOOR:不知火vsギラギラナイト
VJ:若野桂、生西泰典
その前年からリキッドルームでしょっちゅうやってたTRANSONICのイベントに行き始めてはいたんだけど、この日初めて見たものが多かった。そうそうポリシックスはまだインディーですらデビューしたてでパンとか投げてた頃ですよ(この日は投げてなかったけど)。『うるせえニューウェイブ!』って思ったのは覚えている。竹村延和もこの当時はまだDJやっててドランベとかバリバリかけてたんだよなー。後に私が多大にお世話になるWOODMANはここで初めて認識したはずなのだが、どんな内容のライブだったかは覚えてないなー。あとセカンドフロアのギラギラナイト(詳細はこちら)が、政治結社まがいの赤黒2色刷フライヤ(『ギラ総決起』とか書いてあった)を壁にビッシリ貼って、ブースの前にテレビ置いて毒々しい昭和映像ばっかり流しててかなりバッドトリップだったなー。ここで買った怪しげなカセットテープがキッカケで京浜兄弟社→MANUAL OF ERRORS周辺を知る事となって…
▼
19990116
NORTHERN LIGHTS(KUKNACKEが在籍)→NASCA CAR→砂原良徳→Ahh! HOLLY JET(高井康生/後にDCPRGに加入)→小西康陽→FANTASTIC EXPLOSION→クボタタケシ→RAVOLTA(日暮愛葉+SHAKKAZOMBIEのTSUCHIE)→MUSEUM OF PLATE→瀧見憲司→ROVO feat.DUB SQUAD→TAKUJI aka GEE-TEK
2nd FLOOR:アデ・メラ(たぶんロスアプの山辺圭司さん)&小林弘幸
VJ:PAT DETECTIVE、宇川直宏
このメンツが一夜に揃う事は不可能だろう。まりんがDJしてるって時点で激レアなのに!小西とROVO(結成してそんなに経ってないはず)が一緒のフロアってどんなだよ!っていう。コニタンはこの時点で自分のリミックスばっかだった気がする。まだこの時点でピチカートは解散してないどころか『さえらジャポン』ですら未だか。ナスカ・カーはまた最近聴き直しているがパンク+エレクトロ・ベースなところが2 MUCH CREWにもリンクしてもいいような…メンバーの歳も近いはずだし。あっ、そうだ、一緒に行った人から聞いて大層驚いたんだけど、ROVOのライブ中に暗がりでちんちんをしごいてた客が居たらしい。でもそうしたくなるのもうなずけるぐらい素晴らしい演奏だった。当時『ELE-KING』で宇川氏がPAT detectiveに対して毒を吐いてたけど、PAT detectiveって今何やってんだろ?と思ってググったらメンバーのひとりはHALFBYなのな! なんだかんだいってこの当時やってたみんなずっと続けててやめてないな!まりんは黙ったまんまだが。。。
▼
しっかし、こんなもん20歳で見せられて、そりゃあもう後戻り出来ないわけですわな。