FANTASTIC EXPLOSION再起動

SOUND TRACK(from Time Evaluation Tactics Hyperion)

SOUND TRACK(from Time Evaluation Tactics Hyperion)

渋谷タワーでもJ-CLUBのコーナーにすら無かったので、もしやと思って5階のアンビエントコーナーを物色したら見つかってGET。

再起動、といっても上のような従来の『和ネタマッシュアップモノの先駆け』だったEXPLOSIONとコンセプトは全く違うようで、あくまでも現在の永田さんのORGANIZATIONやここさいきんの吉田哲人さん本人名義の活動に限りなく近く、5月に行われたライブは従来の昭和ネタ映像無しでほぼ全編アシッドテクノでした。
今回のサントラも前半はほぼ、アシッドの応酬。特に吉田さんのアシッドはシカゴというよりは『ドラゴン』の頃の電気というか、90年代半ばのジャーマンテクノのりで、音の要素の多さと『ダカダカダカダカダダダダダダダダ』といったスネアロールの連打が妙に懐かしさを感じる。むしろ半ばの永田さんの3曲のスカスカ感と好対照というか。前述のライブが『終わらない学祭感(ビューティフルドリーマー?)』と『バレアリック』が混ざり合ったような甘酸っぱい印象を受けたんですが、そうか90っぽいからかな。夏の野外で聴きたい。この夏は終わらない…エンドレスエイト…はまだ観てないけど。
後半からはEXPLOSION最初期のリメイク的なブレイクビーツドラムンベース(『サファリ』のリズムパターンにアーメンドラムが!!!とワクワクした)、吉田さんが参加しているSPEEDKINGのようなデステクノ、(元々の名の由来でもある)大野雄二的なフュージョン小曲もあって飽きさせないです。
秋にオリジナルアルバムを出されるようですが、次はアシッド一辺倒になるのか、それとも今回の様にいろんなサウンドをやってくのでしょうか。期待と不安が入り交じりつつ、夏を満喫しています。
YOU KOBAYASHI presents CHOPIN HOUR

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SPEEDKING Vol.2

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SHOGUN'S SADISM

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TRANSONIC ARCHIVES 1997-1999

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